弓道

リアル弓引きの劇場版ツルネの感想

こんにちは!くしゃみが止まらない私です。

それなのに映画観に行っちゃったから、上映中くしゃみ出だしたらどうしようなんて思ってましたが

見事に映画の世界に引き込まれておりました。

おかげで画面の隅々まで楽しむことができました(´艸`*)

タイトルにあるように、実際に弓道に携わる私が『劇場版 ツルネ-はじまりの一射-』の感想を書きたいと思います。

はい、お察しの通り、ネタバレになるかと思います。

とはいえ、極力劇場版の核心に触れるところは避けていきます。

あくまで、弓道をする人間の一人としての感想、ということで。

暴走したらごめんなさい(笑)

そもそも、『ツルネ-風舞高校弓道部-』とは?

主人公は鳴宮 湊(なるみや みなと)高校1年生。

中学時代、弓道部に入部。大会出場中、弓引きの”病”と言われる『早気』になってしまい、弓を置く。

高校入学後、もちろん弓道部に入部することはなく帰宅部で過ごすが、とる神社から聞き覚えのある音がした。

その音に招かれるように神社へ足を踏み入れる湊。

そこで見たのは、月夜にひっそりと佇む弓道場で、ひとり弓引く男がいた。

彼との出会いが、湊の止まった歯車が、動き出す。

興味を持たれた方は公式HPも是非ご覧ください(/・ω・)/

アニメならU-NEXTさんでも観れます。31日間無料なので、バッチリ全話観る事ができます!

小説も発売されていますので、ぜひお手に取ってみてください。

弓道を知らない人が見てもわかるように、とても分かりやすい内容です。

弓道をしてる人間が見ても、マサさんの話は参考になりました。

補足:『ツルネ』とは

本作品のタイトル、漢字で『弦音』と書きます。

射手(弓を引いている人)が矢を放った瞬間に出る音の事です。

射手の巧拙、弓具の状態、使用している弦……色々な要因で音は変化しますが、間違いなく言えることは

上手い人の弦音は本当に綺麗です。

とても澄んでいて、余韻が美しい、気持ちがスッとする音がします。

私は思わずふっと笑みがこぼれてしまいます。

補足:『早気』とは

皆さんが「弓道」と聞いて、一番最初に思い浮かべる姿が、おそらく『会』と呼ばれるポーズだと思います。

そのポーズにたどり着く前に、自分の意思とは関係なく放してしまう癖が「早気」です。

幸いにも、私自身がまだ早気になったことが無いので、弓道の本に書いてあること以上のことはお伝え出来ませんが、「癖」なので直すことが困難です。

だって自分の意志ではどうすることもできません。

そして、自分の意思とは関係なく体が勝手に反応するので、湊が言っていた「自分のことが分からなくなる」のは理解に難くありません。

劇場版『ツルネ-はじまりの一射-』を観ての感想

では、さっそく行きたいと思います!

あくまで私の見解なので、もちろん「えぇ!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それはそれで私も興味があります。

よかったらコメントください(。-_-。)

音がリアル


弦音はもちろん素晴らしい。が、そのほかにも

  • ギリ粉(弽の指先に着けている粉)を付ける音
  • 弽(ゆがけ)がぶつかり合う音
  • 矢同士がぶつかり合う音

弓道場にいたら、必ず耳にしている音が、とてもリアルで臨場感がありました。

掲示物がしっかり読める

道場に掲示してある『射法訓』や『礼記射義』、『審査における行射の要領』までしっかり書いてありました。一文字一文字読めるほど。素晴らしい!

それらはほぼ必ず道場に掲示されてあるもので、だからこそリアル感が増して素晴らしい気づかいだと思いました。

射法八節くんもいましたね(笑)

関係ないけど…この『射法訓』タオル!すごい!!

弦音による心理描写

先ほども補足で書いたように、弦音は射手の実力を映し出すものです。

実力だけに限らず、射手の心の状態でも変わるものだと思っています。

(調子がいい=気持ちは向上している=良い弦音 みたいな。順番は人それぞれかも)

湊の弦音にフォーカスを当てたら、序盤から終盤にかけて弦音がどんどんよくなっていきますね。

もちろん技術の上達もあるかもしれんが、音が良くなるきっかけ(気づき・吹っ切れ)が必ずあって、音と映像で彼の成長を味わえるのがすごいと思いました。

弦音の「良し」「悪し」はわからなくても、音の「綺麗」「綺麗じゃない」は感じるじゃないですか、弓道してなくても。

ツルネの醍醐味ですね!

的にもしっかり違いがあった

道場ごとに的貼りの違いがあって、その細かい描写が本当に素晴らしい。

「この道場は紙的?」「この貼り方はビニール的かな?」って思えるくらい、違いをはっきり描いてあって、京アニさんのこだわりは伊達じゃないと改めて実感しました。

紙的?ビニール的? 何の違い?

白黒の的の模様が描いてある紙を、丸い枠に貼っています。

その白黒の的の模様の紙がビニール製紙製かで、矢が当たったときの音がまったく違います

彼らの悩みは弓引きにとってリアルな悩み

かっちゃんの弓道論(笑)

アニメでも言ってましたね。お好み焼き焼きながら。

私も『K』の形のお好み焼きは嫌だなぁ。

「良い射」「中てる射」問題。

これは完全に考え方が分かれますし、それは当たり前のことだと思います。

それぞれに譲れないものがある。だから頑張れるし精進できる。

私は「良い射(正しい射)」派ですが、中てるのが目的で引いてる人について、何かを思うことはないですね。

ただ、礼儀は常に意識して引くようにしたい、とは思います。自分自身はもちろんですが、ほかの方にも。

だって私たちは神前で弓を引いてるんですから。

しっかし、高校生でそこまで考えられるもんなんやねぇ……愁さんなんて達観してますよ!

『貴公子が愛した弓道』……それだけで映画一本できそう(´・ω・`)

思わずツッコみたくなるそのシーン!

演出上しかたがないのだろうけど、いやでもそれは言わせて欲しい!

ってのがありましたので紹介します(笑)

湊さんそれ危険やでっ!

映画では、回想シーンで流れましたが

湊が弓引いてる最中のマサさんに突撃するシーン。

たとえ相手が幽霊だと勘違いしてたとしても!

引いてる人に突っ込んじゃったら矢が変なとこ行ったり、弦で打ったりするかもしれないでしょう!!

これは小説でも書いてあったし、湊の必死さも伝わってきて可愛かったけど、ちょっと冷静になって考えたら

「いやいやお前さん危険やでそれ」

ってなりました(´・_・`)

そして、ぶつかってもビクともしないマサさん、胴造りがしっかりしててステキ。

的に中る音って、使い分けてるのかな?

これはツッコミというより、疑問に思った事です。

先に、的紙についてお話ししました。音が違うこともお伝えしました。

で、劇中でもその音の違いがあるのか、注意して聞いてたんですが、「うん?ビニール的でこの音?」というのがあったりして……。

でも、これに関しては私の感じ方だし、矢が的に中る条件(矢勢(矢の飛ぶ勢い)、環境など)で変わるかもしれない。

何より私がビニール的の音に慣れていないというのもあるので、しっかりと聞き分けられてないかもしれません。

音響さんに聞いてみたい。(´艸`*)

でも、そこはちゃんと使い分けてる気がします。だってあの京アニさんなのだからっ!!

最後に、私の超個人的な感想

超個人的で個性的な感想なんで、スルーで大丈夫です。

ただ私が叫びたくて仕方がなかっただけ。

妹尾さん素敵!ついていきます!

妹尾さん、本当にかっこいい……ッポ


裏手で一人準備をして「大丈夫」と一言こぼしたそのその姿が本当に凛々しい。
付いていきます御姉様!

あと、瀬尾さんの弦音好き!

湊とか、愁とか、正直現実離れしているように感じる(高校生でその音を出せちゃうの!?って思っちゃう)が、妹尾さんのはリアルに好き。

佐瀬先輩に思わずときめいてしまった事が悔しい(誉め言葉)

アニメをね、見てるときはそうでもなかった。

番外編のアニメを見た時なんて、正直ウザいとも思った(佐瀬先輩推しの方本当にごめんなさい)

でも、決勝戦でのあの行射をみたとき

「わ、かっこいい……」

と、思ってしまったぁぁぁぁぁ(ノД`)・゜・。!!!

しかも素で!素で!!

映画冒頭の開花の演出が鳥肌立った

映画が始まってまだそんなに進んでないシーン。

TV放送の時のエンディングの花ですね。

あの花がしおれてて、でもいろんな出会いが重なり合って、花が次第に花開く……あの描写が本当に感動的で、ブワァァァっと腕に鳥肌が立ちました!

捉え方は人それぞれだろうけど、私にはそれがとても胸に刺さりました。

映画最後の映像は『矢声』かな?

これはガッツリネタバレになってしまいますね(;’∀’)アニメには無かった。

ツルネ二期の映像が流れた時のやつです。

部員のみんなが矢を離した時、大きく口を開けてましたよね。

あれ、弓道知らない人から見たら「なにやってるん?」ってなるんじゃないかなと思いました。

ツルネの小説では話してましたね。

『矢声』とは、射手が矢を離した瞬間発する気合の声です。稽古の一つですね。

基本の稽古では、声は発してはいけません。

ただ、私は『矢声』のことを上記の事だと認識していましたが、大会の応援である「ヨーシ!」っていうのも矢声というんですね。それは知らなかった。

最後に

いかがでしたでしょうか。

劇場版ツルネのこだわりがどれだけすごいか、ほんの少しでも伝えられたら幸いです。

ツルネに興味を持たれた方は映像書籍が出てますので、是非お手に取ってみてください。

弓道を実際にするのもオススメです(´艸`*)弓友になりましょう☆

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

ABOUT ME
ハル
シングルマザー三十路の私です。 ひとり親だからこそ、自由に楽しく、大好きな我が子との毎日を楽しんでます! 『思い立ったが吉日』。やりたい!と思った時が一番の旬なタイミングと考え、やってみる事を心がけてます。 飽きっぽい私だけど、途中で止めても、やるだけで経験! 整体・弓道・居合道・中国語の勉強を始めました!